2012年10月25日木曜日

ソーシャルメディア2.0 ー 集合智でコラボ消費が加速する


今日は、大学生ながら現代ビジネスなどで連載を持ち、東南アジア各国を周り深セン香港から帰国したばかりの、アジアソーシャルマーケッターの岡俊輔さんが来社、20代ソーシャルネイティブならではの、ソーシャルメディアの次の姿について語りましたので共有します。



岡さんの連載「中国ソーシャルメディア一網打尽」はこちら


▼ソーシャルメディア1.0
•基本的に発信中心で絡まない、単発的。いいね!で終わり。
•セレンディピティ(偶然なる必然の出会い)、個人と個人の出会い。

1クリックで全員に投稿にいいね!できる「どうでもいいね!」は
SNS疲れ、”ソーシャルメディアの一方性”の限界を証明している。

↓※イマココ

ソーシャルメディア2.0
•消費者同士、生産者と消費者が交流、「コラボ消費」の成果物がソーシャルメディアで生み出される。
(私もあなたもHappyな商品・サービスが交流から生まれる)
•セレンディピティの集合体の連鎖、個人とグループ・グループとグループの出会いが加速。
(”あなた達”と運命の出会い!)
•行動的なモバイル中心のため、ネット上からリアルなコミュニティへと、より自然に脱皮する。
(オフ会が自然なものに)
※コラボ消費=所有でなく共有(シェア)すること。対義語は「ハイパー消費」。


現時点で2.0に最も近いのは、FacebookやLinkedinのグループ、または芸能人や企業独自のSNSなどで、新たな価値や商品サービスが生まれている事例も多いですね。


▼インドネシアのソーシャルコマース”Multiply”はその成功例。
ユーザー自身がソーシャルな交流をしながら、商品を売るプロフェッショナルであり、買い手であり、その多くが若い母親です。




結論:
ソーシャルメディアでの集合智を生み出す消費者のコミュニティが村のように多数生まれ、集まって街や都市になっていく。
企業もブランドも、ネット上の村や都市といった集合智コミュニティのニーズを商品開発やサービスに汲み取り、フィードバックすることで、コミュニティ内外でより自然な「コラボ消費」を行うようになる。


モバイル上に「シェア体験でユーザー自信が価値を生む」ソーシャルメディア2.0のプラットフォームが次々と生まれるのも、ここ1,2年のことと予想されます。

そして岡俊輔さんのような20代のソーシャルネイティブが、今後ソーシャルメディア2.0を牽引していくでしょう。


高橋学

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